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2021.4.03

2021/04/03 輝く子どもたち特集⑧

~2020年度 学園だより12月号より~

『正しい情報を伝えるために』  5年桜組担任・社会科 松山 来未

社会で「わたしたちのくらしと情報」という単元を学習しました。自分たちが普段、どのような手段で情報を得ているのか、またその際にどのようなことに気をつけなければならないのか意見を出しあいました。また、様々な情報を得る手段の中から最も利用する人の多い「テレビのニュース番組」、学校や家で見る機会が多い「新聞」の工夫についても詳しく学びました。簡単に情報が得られたり、発信できたりする世の中だからこそ、正しい情報かどうかを見極める力や、自分の言葉に責任を持つことが大切になってきます。

11月の中旬に学習のまとめとして、学んだことを生かしニュース番組作りに挑戦しました。学園で特に伝えたいニュースを班で決め、事前にアポイントメントをとってから取材をし、プロデューサー、アナウンサー、コメンテーター、カメラマン、タイムキーパーに分かれiPadで撮影、編集を行いました。記者の方が取材をするときに心がけている「正しい情報を伝えるために、様々な立場の人から意見を聞く」ことを意識し、情報を集めました。「自分たちが質問の仕方を工夫しないと、相手から聞きたいことを引き出すことができない。」と、はじめての取材に苦戦しながらも、班で協力して取材を進めていました。

また、最初は「3分なんて短い!足りないよ!」と言っていた子どもたちでしたが、3分間話し続けるということはとても大変です。苦労の末ついに番組が完成!何度も失敗をしたり、撮り直しをしたりしながら作り上げた番組を、子どもたちは嬉しそうに何度も何度も見ていました。

今の時代、誰でも動画を撮影し、全世界に発信することができますが、「正しい情報を伝える」ということはそう簡単なことではありません。何気なく見ているニュース番組の裏には、たくさんの準備や、配慮、分かりやすく伝えるための工夫がつまっています。

様々な見方で物事を見ること、自分の言動に責任を持つこと、相手を思いやることは、学校生活でもとても大切な事だと思っています。今回の学びが、これからの生活に生きていくと良いなと願っています。

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