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- 2025.10.30
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2025/10/27 4年社会科 江戸木版画の出前授業

社会の授業では、東京都で受け継がれている伝統工芸について学んでいます。
「本物に触れること、携わる方のお話を聞き、思いに触れることを社会科の授業では大切にしています。今回は、江戸木版画の職人さんを、文京区にある「高橋工房」からお招きし、お話を聞いたり、木版画を使ったうちわ作り体験をしたりしました。
子どもたちにとって浮世絵というと、美術館に展示されている過去のもの、美術品というイメージがあるようですが、浮世絵は当時の人々にとっては流行を知ったり、ガイドブックとしての役割を果たしたりなど、身近なものだったことがお話を聞き分かりました。
また、「浮世絵を読む」ことで、当時の文化や流行を今の人たちに伝える役割もしているのだというお話も、印象に残ったようでした。
制作体験では、職人さんたちに教わりながら多色刷り版画に挑戦しました。「見当」に紙を合わせ摺っていくのは難しかったようですが、1人ひとり違う出来、ズレがあることで、「味」があり、手作りの良さを感じられました。
自分で作った世界に一つだけの工芸品は、子どもたちの宝物になったことと思います。


