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2022.4.04

2022/04/04 輝く子どもたち特集⑭

~2021年度 学園だより 卒業特集号より~

『負けない心で進もう!』   石渡 義千(6年松組担任)

95期のみなさん、ご卒業おめでとうございます。みなさんの門出を祝い、私の好きな次の俳句を贈ります。


校塔に鳩多き日や卒業す    中村草田男


今年度も制約を多く強いられた学校生活を過ごした子どもたちです。しかし、その中でも、今年度は「運動会」を実施することができ、うれしさで心の中がいっぱいになりました。例年と同じような内容ではできませんでしたが、太鼓の演舞、足の歴史、綱引き、等々、一つひとつの競技や演技などによき仲間と共に一生懸命に取り組む子どもの姿を画面越し(入院していたため)に見て、たくさんたくさん涙しました。また、やっと行うことができた校外学習「卒業遠足」(お台場&浅草)。「トレジャーロワイアル(宝さがし)」では、各班で知恵を絞って挑戦。仲間同士の絆がより深まりました。浅草散策では、事前の計画に沿って行動。随所随所で、はち切れんばかりの笑顔を見かけました。

制約の多かった、想定外の生活を子どもたちは2年以上過ごしました。その中だからこそ得ることができたもの(こと)があったのではないかと思います。この間、子どもたちは様々なことを感じ、考え、行動してきたことでしょう。

今後、「多様性社会」「想定外の未来」を生き抜いていく子どもたちは、人を大切にしたり、自分の考えをしっかり持ったり、チャレンジしたりする力が必要になってくるのではないでしょうか。

そして、様々な壁にぶつかった時に、「なにくそ」の精神を持ち、「負けない心」で進んでいってほしいと思います。

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