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2021.2.08

2021/02/08 おかえりなさい

~6年梅組学級通信より~

中学入試がほぼ終わりました。新型コロナ感染やその疑いのために受験できなかったという人は、一人も出ませんでした。全員が無事にチャレンジできたことに、まずは安堵しています。

これで、小学校生活の一つの大きな節目を終えたことになりますね。

一月二十九日にオンラインによる「入試事前指導」をしたのが、もうずいぶん前のことのように感じます。一月中のオンライン授業では、少し、子どもたちの緩みを感じるようになってきていたので、入試直前の二日間、良い具合の緊張感を持続してくれるだろうかと、落ち着かない心持ちで過ごしました。

そして、二月一日から六日まで、あっという間でありながら中身のぎゅっと詰まった一週間となりましたね。私たちは、進路室(学園の入学試験の面接のときに控え室に使っていた、校長室のさらに奥のあの部屋です。)にこもって、ひたすら電話を待っていると、いつの間にか夜になっているという毎日を過ごしました。

子どもが直接結果を知らせてくれることも多く、落ち着いた声での報告もあれば、電話口で号泣する人もいました。この一週間で、とてつもない緊張感や、これまでにない大きな悔しさや悲しさ、嬉しさや安堵を味わった人がたくさんいます。入試の数日間、受験をやり遂げたことをおおいに称えたいと思います。本当によくがんばりました。この経験が、きっと子どもたちを一回りも二回りも成長させてくれています。今はまだ感情が生々しすぎて、成長を実感するには、もう少し時間が必要な人もいるかもしれませんね。でも、誰もが成長しています。

この期間、仲間の受験を応援しながら過ごした人たちには、一週間もの間、学校生活を中断するという形で協力してもらいました。こちらも本当にありがとう。

そして、子どもたち以上に様々にご苦労されたご家族の方々、本当におつかれさまでした。終わってみると「もっとこうしておけば…。」といろいろふり返ってしまいがちです。でも、どの子も、自分の結果を自分自身でしっかりと受け止めているはずです。未来がある子どもたちは、自分の人生に前向きです。子どもたちのしなやかさを信じて、一緒に前を向いて進んでいってくださいね。

 

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